サイト運営者情報のSEO効果とは?E-E-A-Tにおける役割も解説

ウェブサイトを運営している方は、サイトの運営者情報を明記していますか?

きっと、「なんとなくプロフィールをいれているだけ……」なんて方も多いはず。

軽視されがちなサイト運営者情報ですが、「単に運営者を紹介すること」以上の意味を持つことがあります。具体的にどのような意味を持つ可能性があるのか紹介します。

目次

サイト運営者情報とは

サイト運営初心者は「そもそもサイト運営者情報って何のこと?」と思いますよね。

サイト運営者情報とは、文字通りウェブサイトを運営しているのが「誰か」を示す情報です。フッターなどにある「会社概要」がイメージしやすいでしょう。運営者が個人であれば、ブログのサイドバーなどでよく見かける「自己紹介」を指すこともあります。

内容に決まりがあるわけではないため、誰がやっているか数行だけ書いていることもあれば、専用のページに遷移させて詳細に書いていることもあります。また、SNSなどのリンクを挿入しているケースもあり、サイトによって運営者情報の公開の仕方はさまざまです。

サイト運営者情報の役割は?

前述の通り、記載する内容に決まりはありません。

しかし、その役割を理解し、目的に沿って運営者情報を活用することをおすすめします。一般的な役割を3つ紹介します。

  1. ユーザーを安心させる
  2. 法的な要件を満たす
  3. SEO対策

1)ユーザーを安心させる

最も基本的な役割が、ユーザーへの情報開示です。

多くの人は、誰が運営しているかわからないサイトより、運営者が明確なサイトを好みます。もちろん、その運営者が知っている人や会社のほうが好まれますが、そうでなくても問題ありません。情報の記載があるというだけで印象は異なります。

また、自己紹介や経歴を記載する場合は、共感や理解を得られやすい内容にしておくことで読者を安心させることも可能です。

2)法的な要件を満たす

ECサイトなどの場合、消費者への適切な情報提供の観点で「特定商取引法に基づく表記」をサイトに記載しなくてはなりません。具体的には、

  • 事業者の氏名
  • 住所
  • 電話番号

などのサイト運営者情報を記載することが義務づけられています。

このように、サービスの内容によっては法的要件として運営者の情報を記載することもあります。

3)SEO対策

昨今のGoogleの傾向から、SEO対策にサイト運営者情報を活かすケースもあります。SEOへの効果についてはいくつか順を追って理解する必要があるので、次章で詳しく説明します。

サイト運営者情報とSEO効果

先述したように、サイト運営者情報をSEOに活かせる可能性があります。その理由や注意点について解説します。

SEOと「E-E-A-T(読み方:ダブルイーエーティー、もしくはイーイーエーティー)」

(引用元:General Guidelines

運営者情報の価値を理解するためには、「E-E-A-T」というGoogleアルゴリズムの概念の一つを知っておく必要があります。

E-E-A-Tとは、経験、専門性、権威性、そして信頼性のことです。今のGoogleアルゴリズムでは、“専門的で、多くの人から認められていて、信頼できる”サイトやページが評価されやすくなるといわれています。

しかし、E-E-A-Tについて具体的な「スコアづけ」がされているわけではありません。「これをやれば加点」のようなわかりやすいものではなく、あくまでGoogleの検索品質評価ガイドラインに書かれている要素のひとつです。直接的にSEO効果を確認できるわけではないので、その点は注意しましょう。

ちなみに、E-E-A-Tと混同されがちな「YMYL」は、ユアマネーユアライフ、つまりお金と命にかかわるジャンルのことです。ほかのジャンルと区別され、E-E-A-Tをより厳しく見られるジャンルのため、あわせて言及されることが多いのでしょう。

サイト運営者情報はE-E-A-Tに効果がある?

結論として、「サイト運営者情報を整えておいてマイナスはなく、プラスになる可能性も十分にある」という回答になります。

E-E-A-Tの一つ「信頼性」には、サイトの透明性が含まれています。サイト運営者情報は「誰が書いたか」を明確にするものですので、それがあれば透明性は高まりますよね。

運営者がよく知られている人や会社なら、より効果的です。

例えばSNSでよく知られていたり、Kindleなどで書籍を出していたりすれば、よりネット上の情報が増えるため効果が大きくなるでしょう。このような理由から、サイト運営者情報を書くことでSEOにプラスになる可能性があるというわけです。

なお、運営者に専門性や権威性があれば、その観点からも効果が見込まれます。例えば、医療系サイトの運営者が病院であれば、専門性が評価されます。上場企業が運営者であれば、権威性にも寄与します。

SEOを意識してサイト運営者情報を書くときの注意点は?

サイト運営者情報の役割をふまえて、より効果的に書くポイントも紹介しますね。ただ詳しく書くだけではもったいないので、ご参考にしてください。

NAP情報を正確に書く

NAPとは、「Name」「Address」「Phone」の頭文字です。名前や住所、電話番号などの基本情報は、正確に書きましょう。ときどき、運営するサイトやSNSによって微妙に表記が異なるケースを見かけます。表記ゆれとして多いのは、名前の間のスベースのあり・なし、数字の全角・半角、電話番号のハイフンあり・なしです。

外部リンクを入れる

個人ブロガーの方であれば、記事をSNSにも投稿していることがあるでしょう。外部のURLでご自身に関することを書いている場合は、サイト同士をつなぎ合わせて「インターネット上に情報を増やし、それらを関連付ける」ことを意識しましょう。また、企業が運営するサービスであれば、コーポレートサイトへのリンクを貼ることも大切です。

構造化データでマークアップする

構造化データマークアップとは、かんたんに言えば、「ページ上にあるコンテンツに対して特殊なマークアップをして、検索エンジンにコンテンツの正確な役割を伝えること」です。運営者情報のページでは、以下のいずれかを使用して検索エンジンに情報を伝達します。

参考:構造化データの仕組み|Google検索セントラル

個人なら出身組織や受賞履歴、保有資格、学位、参照URLなどを記述できます。法人なら、所在地や創立者、設立年月日、親会社などです。


サイト運営者情報のSEO効果を紹介しました。サイトの運営者情報は単なるプロフィールではなく、きちんと目的・効果があることがわかりましたね。

弊社で運営している監修マッチングサービス「Persons」は、SEOのプロから見てもE-E-A-Tを高めるのに効果的だと思います。興味がある方は、試してみるとよさそうですね。

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